2017年3月14日 (火)

キャノンボールツリーの木の下で

麻美の事件について、

事件現場で語っています。

なんにも映っていません。ただ、木が映っているだけです。

なにか結論があるわけでもありません。

ただ、わたしの、今も混乱した気持ちが語られているだけです。

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去年1年間、ほとんどの関係者は口をつぐんだまんまでした。

ほんとにぐうぜんだけど、昨日ようやく、ステージの上で麻美のことを話し、麻美の曲を演奏し、その意思を受け継ぎたいと話している日本人プレイヤーに出会いました。

たしかに、当時は、興味本位の報道が過熱していたからかもしれませんが、

起こったことは、目を背けることのできない、重大なことなハズです。

ゆかりのあった各関係者やスティールバンドは、バンドとしておおやけに発言すべき責任があるようにも思えますが…

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トリニダードでの反応はまったく違います。

ゆかりのあるバンド、コンドリトンパンファミリーから追悼アルバムが発表され、

事件まもない土曜日、カーニバルの優勝者が集まるチャンプスインコンサートの会場で、

しかもいちばんいい時間帯に、麻美の追悼セレモニーが行われた、

そのときの様子を、去年編集して身内だけに公開していた↓の動画で紹介しています。

麻美の生前の演奏に、暖かい拍手を送るトリニダードの人々、

その瞬間を、いっしょに見届けてほしいなと思います。

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2017年3月13日 (月)

ジュベバンド初参加!

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今日のGoogleはインドのホーリー祭りでしたね。

トリニダードでもこれとおんなじような、、、ほぼおんなじお祭りがあります。

それがジュベです。

いつもジュベモーニングはパンを叩くボートに乗っていたので、泥やチョコやペンキを掛け合うジュベバンドとは、ただすれ違うだけで、…ときには泥に襲われつつですが、そんなに汚れもせずに終わっていました。

それでもジュベはなんともいえない楽しさがあるんです。

夜中から夜明けを待つお祭りとしては、日本の”郡上おどり”に似ていると思います。

しんみりスローテンプのパンを叩きながら暗闇を出発して、みんなで朝日を浴びて元気なパンの音色にノって行進するのはさいこーのよろこび。

でも、今年はオールスターズに最初から参加していなかったので、パンのボートもありません。


きっと今年だけがチャンス!だと思い、思い切ってクレイジュベというジュベバンドに参加しました。

↑集合から夜明けまで編…

いろんな旅のブログを読んでいると、ホーリー祭りはじぶんでいろいろ用意しないといけないみたいですね。

でも、トリニダードはカーニバルビジネスが盛んなので、

参加費さえ払えばぜんぶお膳立てしてくれるんです。

着る服、泥、カラーパウダー、お酒、ジュース、朝ごはん、トイレ、音楽、バンドを盛り上げるデビルやフラッグボーイなどのエンターテイナー、セキュリティ、救護車…

そしてはじめて参加しても戸惑わないように、ちゃんと出発のときに担当のスタッフの方がひとりひとり泥を塗ってくれるんです。

わたしは日本人の現地ツアーに参加したのですが、

たぶん一人で参加しても、遊んでくれるおじさんもいるし、スタッフの人もいるし、ぜったい楽しめるようになってます。

ただ、わたしが参加したバンドは、けっこうセレブなバンドだったので、、、ふつうに申し込みできるのかはちょっと謎ですが…

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参加してみてはじめてわかったこと、

参加するまで、ハタで見てて、なんか汚い集団だなーと、正直思っていたのですが、

これは、ちがう、

わたしの入ったバンド”クレイジュベ”が、とくにセレブ系でアートを意識していたせいかもしれませんが、

これは、他のカーニバルのマスバンドと同じように、

自分自身がボディペインティングみたいになって芸術作品になる、そういうお祭りなんだってことに気づきました。

夜明け前までは泥を塗り合うのですが、夜が明けてからはカラーパウダーに切り替わります。

朝日に向かって歩くように、ちょうどいい時間帯にそのルートが定められていたり、

とにかくいろんなことが計算されていて美しいんです。

この虹も、まるで偶然ではなかったかのように現れました。


↑クレイジュベ、夜明け後編

参加するまで知らなかったのですが、

このジュベバンド”クレイジュベ”は、

かの!!!!!トリニダードを代表する小説家、アールラブレイスの息子さんがオーナーなのだそうです。

わたしも読みました。代表作「ドラゴンは踊れない」は、日本語にも翻訳されているのでぜひ読んでいただきたい1冊、名作です。

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カメラも持っていたし、

そんなに積極的に襲ってくる人もいなかったので、

あー、そんなに汚れてないな、だいじょうぶ、だいじょうぶ…と思っていたら…、

いつのまにかどこかからペンキが飛んできたりパウダーが飛んできてたりしたらしく(←まったく気づいてない)

もう、終わるころには下着の中まで泥んこが侵入していて、服はカラーパウダーですっかり染め上げられていました…

靴も、なぜか靴下まで、、、あー、あー、

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最後にみんなで水浴びをして、そんな泥を落とすウォータータイムがいちばん楽しかった(・∀・)です!

ウォータープルーフのカメラだったので、豪快に水浴びする瞬間も、わたしの動画(夜明け後編)でご覧いただけます。

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だけじゃないパノラマその5. そしてスモールバンドファイナル

セミ落ちのあと、

月曜日にまる1日じゅう、じぶんでいろんな知り合いに声をかけて、今から入れる良さそうなバンドがないか聞いてみましたが、

なんとなくピンとこない返事ばかりでした。わたしとしては「ぜひ手伝いに来てください」みたいなウェルカムなバンドを期待していましたが…

その日の夜、バードソングのキャプテンから連絡があって、

「火曜日の6時30分にヤードに集合してください。バードソングから複数のバンドに分かれて練習に参加します。」とのことでした。

このときばかりはバンドに感謝。でも、バンドに連れて行ってくれたのはキャプテンではなくて、いつもの仲良くしてくれた2人のジョバリ、ダブルジョバリくんたちでした。

エクソダス、インヴェーダーズ、シェザンド、ファーシネーターズ…、このあたりに分かれて参加するらしく、

わたしが選んだバンドは水曜日からしか練習がはじまらないので、この日はそのまま家に帰りました。

同じ家に住んでいた、元カリプソシアシオン(フランスの名門バンド)のメンバーはインヴェーダーズに参加することになり、

わたしは次の日からファーシネーターズに通うようになりました。


ファーシネーターズはエルドラドにあるスモールバンドで、

ヨハンパプウェルがアレンジをしていました。

来年、オールスターズに帰りたいわたしは、元オールスターズであるパプウェルがアレンジしているシェザンドかファーシネーターズかを希望していて、どちらでもよかったのだけれど、

スモールバンドのファイナルはミディアムやラージとは別の日で、もちろん1度もそのステージに立ったことはなかったので、あえてスモールバンドを選んでみました。


ファーシネーターズの練習はすごく短くて、夜8時にはじまり10時には終わってしまいます。

ラージバンドやミディアムバンドと掛け持ちしているメンバーが多いので、

10時にはメンバーがクルマに相乗りしてそれぞれの別のバンドの練習に行ってしまいます。

ジュニアバンドが終わる6時から全体練習の始まる8時までの2時間で、セクション練習もないので、ほぼひとりで練習して覚えなければいけない、これはちょっとツラかったです。

でも、必死で覚えました。

もう覚えられないムリ(>_<)ってなってるとき、たぶんファイナルがある週の月曜日に、突然、手伝いに来たメンバー用に楽譜が配られました。バードソングは音楽学校なので、皆、スラスラと楽譜を読んで覚えていきます。わたしも、この楽譜がなかったらほんとにヤバかったと思います。


アレンジャーのパプウェルは、毎日ヤードに来ていました。8時に来て10時に帰る練習時間中ずっと、

パプウェルの授業を受けているようなかんじでした。

ずっと前から知ってるアレンジャーさんだけれど、しばらく見ないあいだにすっかり痩せてしまって、

あきらかになんらかのご病気であることがわかります。

身体も自由に動かせないような病気、パーキンソン病とか、それに似たような病気だと思います。

本人はいたって元気そうにしてたので病名までは聞けませんでしたが、いつもじぶんでクルマを運転してプレイヤーたちを連れてまわっていたのに、今では奥さんが運転して、いつもつきっきりで世話をされていらっしゃいました。

練習中に苦しそうにして、しばらく練習が中断することもありましたが、

いつでも指示は的確で、超コンパクトに2時間でめちゃめちゃ濃い練習が毎日続けられました。

パプウェルのアレンジは、パノラマアレンジの王道を行くかんじです。

今、流行りのストロング系ではなくて、甘く切ないマイナーフレーズから明るいラテンヴァース&コーラスの流れは職人芸とも言えるもので、それはお身体のぐあいがよくない今でもまったく変わることはありませんでした。

それを証拠に、パプルェルがアレンジしたミディアムバンドのシェザンドはファイナルで2位、わたしが参加したファーシネーターズはスモールのファイナルで4位でした。

パプウェルは、ひとりひとりのプレイヤーをとても大切にしています。

そして、スモールバンドなので、ひとりひとり、抜かりなく演奏のミスなどもチェックされてしまいます。

ラージバンド以上の緊張感がスモールにはあって、毎日めっちゃビビりながら練習に参加していましたが、

パプウェルの前に楽器を吊れて、ほんとうによかったなと思います。

もし、もっと体調を悪くされるようなことがあれば、二度とこの瞬間は体験できないのです。

セミファイナル後の水曜日から、スモールのファイナルがある木曜日まで、

たった1週間でしたが、

はじめてパノラマに参加したような、曲を覚えなければいけない切羽詰まった緊張感と、毎日パン漬けの日々を送って、

本番を終えた瞬間の気持ちを、↑の動画では語っています。

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2017年3月12日 (日)

イーストだけでなくサウスも探訪…

だけじゃないパノラマその5.の前に箸休め。

イーストに住んでいましたが、サウスもたびたび行きました。

サウスパークっていうアメリカンなショッピングモールにわざわざ行ってお茶して帰ってくる…みたいなムダなことしてみたり。

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サウスパークのマリアーズ。一瞬、アメリカにいるような気分になれる場所。

スティールパンテクニシャンズっていう、新しくできたスティールパンの輸出会社に興味があって、いったいどんな人がそんなこと始めて、どんなチューナーさんの、どんなクオリティのパンを売ってるんだろう…

まったく興味本位で会いに行ってみました。

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もともとイーストの工場で働いてたビルダーさんなので、イーストのどこかにあるのかと思いきや、

シパリアっていう、サンフェルナンドよりさらに南の、ディープサウスって呼ばれる街に、会社も、チューナーさんの工場もありました。

デルトーンズのパンヤードのすぐ側だったので、午前中でしたがパンヤードのある場所まで連れて行ってもらいました。

帰りにわたしの大スキなゴールデンハンズのパンヤードの前も通りかかって。

ノースだけじゃない、イーストだけじゃない、サウスのパンシーンもさらに(うっすらとだけけど)詳しくなりました。

そのあと、スティールパンテクニシャンズからのご依頼で、↓試奏動画も撮ってみました。

けっこう正直に喋ってるんですが(^_^;) 日本語なんでわからないから大丈夫でしょう。

あんまり褒め過ぎても良くない。

プロの目と耳で、ありのままを伝えてもらうほうが、きっと良い宣伝になると思います。

そのあと、なんの時だったか忘れたけど、やっぱりサウスパークに行った帰りにブラブラしてたら、スキッフルのヤードで引き止められました(笑)

このおじさんにはジュニアパノラマのときにも出会って、

今までも何人かスキッフルで日本人はプレイしてるので、きっと日本人がお気に入りなんでしょうね。

最近は撮影を嫌がられる場合が多いパンヤード内ですが、

去年のフォンクリア同様、サウスのバンドは、じぶんたちのバンドをもっと海外にアピールしたがってるように感じました。


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だけじゃないパノラマその4. セミファイナル落ち

セミファイナルのときの動画も撮影してたけど、もう編集する気持ちも失せるほど落ち込みました。

ある程度わかってたとはいえ、日本から、時間もおカネもかけて地球の裏側、トリニダード・トバゴまで来てるのに、

ファイナルに出られないのはツラい。

アメリカや、ヨーロッパ、カリブ海諸国からトリニダードに来てるのとは度合いがちがう、

そんなこと、トリニダードの人たちは、まったくわかっていないのが実際のところだと思う。

わかってくれてるのはたぶんレネゲイヅやインベーダーズで受け入れ慣れしてるヒトたちくらいで、

とりあえずバードソングのヒトたちは誰もわかってない。

喋ってて、情けないくらい痛感しました。

わかってたら、少しでも理解を示そうとしてくれたなら、インターナショナルプログラムは今後も成功していくと思うけれど、アンディナレルとの契約が切れた今、悲しいほど、可能性が見いだせない、

あるとすれば、日本から中野優希さんが来てくれて、最後の数日だけフロントラインのドリルをしてくれたこと、

来年、もっと早くから来て彼女がドリルしてくれたら…、メンバーからそんな声が聞こえてきました。

ミアのアレンジは悪くないと思うけれど、ドリルに向いてないなとも、ずっと感じていました。

1月の中頃に、わたしはバンドとも大ゲンカして、そのときに、

1.ドリルマスターを別に雇ってください。
2.新聞やテレビに働きかけてバンドのPRをしてください。
3.新パンヤードの移転スケジュールを早めて、準備ができていなくても予選だけは新パンヤードで行ってください。

以上の3つの要求を出しました。

2と3は、

とくに3は、予定を変更して工事途中の新パンヤードで予選は行われたし、

2も、最初から決まっていたのか、わたしの意見を取り入れてくれたのかはわからないけれど、この大ゲンカのすぐあとに、朝のワイドショー的な番組にミアはゲストとして出演し、老害で腐敗したトリニダード・トバゴのパン業界にあらわれた、きわめてクリーンでフレッシュでビューティフルなラージバンド唯一の女性アレンジャーとして、バンドの宣伝役を早朝からかって出てくれました。

でも、ドリルマスターだけは誰も来てくれなかったんです。

バンドのメンバーのだれかが、その役割をかって出てくれることもありませんでした。

ドリルマスターがいなければ、バンドはほぼ機能しません。

今年、フェイズIIが思いもよらない低い順位で、海外から応援しているファンたちはまったく理解できなかったかもしれませんが、

現地にいれば一目瞭然、

去年までドリルを務めていた人が、別のバンドに引き抜かれてしまったのです。

代わりに別のドリルマスターが赴任したそうなのですが、うまく機能しなかったようです。

担当が入れ替わるだけでバンドの質が激落ちしてしまうこともあるのに、

いるべきバンドの重要人物が誰もいなければ、バンドの質を磨きようもない。

ずっとストレスを抱えつづけて、セミファイナル前の最後の数日で、ようやく、ようやく、パノラマっぽい音に近づきました。

もうちょっと早く準備できてれば(>_<)


バードソングに来て、あえて言えば3つだけ、これはよかったと思えること。

パノラマで、ずっとやりたかった4チェロが叩けた。ミディアムバンドで3チェロもやってたけど、チェロはむしろセコンドよりじぶんに向いてると思った。

人生でたぶん最初で最後のフロントラックで叩けたこと。フロントラックのそのまたフロント、ジャッジを見下ろしながらグランドスタンドで演奏できるなんて、思ってもみなかった。

もうひとつは、イーストの他のバンドにコネクションがあるメンバーと知り合いになれたこと。

YouTubeを探したけれど、バードソングのセミファイナルでの演奏をアップしてる人はだれもいなくて、↑の動画はフェイスブックから拝借してまたもやかってにアップロードしてます。

画質は良くないんですが、いろんなバンドを紹介してくれた相棒ナラインくんと、左右のチェロのフロントを守りながら演奏するバードソングの勇姿をぜひごらんください。

わたしは向かって左、奥の方のラックの上でチラ、チラっと映っています。

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だけじゃないパノラマその3. ジュニアパノラマ

ジュニアパノラマにはさすがに参加できなかったのですが(笑)

暇だったのでよく練習は見学に行きました。

夕方ジュニアバンドの練習を見学して、夜7時半くらいからスモールorミディアムの練習に行って、夜9時頃から12時頃までラージバンドの練習に参加する、そんな毎日。

子供でもカッチリ仕上がるように、大人のバンドにはない方法でアレンジしてるんだなーとか、発見があったり、

子供の頃から、トリニ式の練習方法を身につけてるバンドは強いな…と思ったり。

日本でも、子供のスティールバンド活動が盛んになってほしいな、と思います。

最近では、わたしが紹介しなくても、YouTubeでたくさん観ることができるようになっています。


トリニのニュース映像です。いろんなバンドがステージの上から撮影されていて、わかりやすいです。


ノンスクール部門(学校に所属していない子供のスティールバンド団体部門)で優勝したレネゲイヅジュニア。

リーブミーアローン(=わたしにかまわないで、ほっといて、ひとりにして…みたいな意味)ていうタイトルの曲だったので、

サプライズなエンディングになっています。

たぶんパノラマ初のフェードアウトだと思います(笑) ちょっと遠いけど、ぜひチェックしてください。

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子供達の楽しそうにパンやってる写真もたくさん撮れたので、どこかで紹介していけたりいなーと思っています。

曇り時々雨なお天気だったので、その点だけちょっと残念ではありますが。


↓ちょこっとおまけネタですが、

朝から夕方までつづくジュニアパノラマの会場の入り口付近で、お店を出してるお菓子屋さんやジュース屋さんと、

スティールパンの作り方の展示などなどがあったのでご紹介しています。


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2017年3月11日 (土)

だけじゃないパノラマその2. イースト地区予選

今まで参加してきたバンドはほとんど北地区のバンドなんです。

なので東地区の予選がどんな様子なのかもまったく知らなかったです。

パンヤードパーティーのような華やかな北地区の予選と同日に当たってしまった東地区のスモールバンドの予選は、録音に来るUTTの学生さんもいなかったし、オーディエンスも近所の人がパラパラっといるだけ。

そんな中、ジャッジの人だけのために演奏するような、寂しいような、厳しいような予選でした。

毎年、予選落ちしているような小さなバンドだったので、これが最後だと思って↑地面にカメラを置いて撮影しました。

アレンジが、アールブルックス(父)さんに似てる、スウィート系の、しかもちょっと奇抜なアイディアもたくさん盛り込まれたアレンジに惹かれました。

メンバーの数が足りないし、練習も足りてないので、そんなスウィートなアレンジが表現しきれてないのが残念です。

こんな中途半端なかんじのバンドが、中途半端なまんまパノラマに参加しているのをたくさん見かけました。

でも、こういう混沌としたチャレンジの中から、新しい才能は生まれてくるんだと思います。

もうひとつの東地区予選、1月2日からずっと練習してきた本命のラージバンド、バードソングでの演奏です。

これはサポーターのおじさんがフェイスブックで中継してた映像を勝手に(^_^;)拝借して編集しております。

この日、北地区の予選とのあまりにもちがう、マナーの悪いサポーターのおばさんたちに怒り心頭で大げんかしてしまいました。

北地区の予選やパンヤード巡りをしたことある方なら、おわかりだと思いますが、サポーターはある一定のラインからはプレイヤーに近づくことはできません。

あるバンドはフェンスを置いたり、

オールスターズは看板ひとつ置いておくだけで、たとえ何も知らずにめちゃくちゃする白人や東洋人の観光客が押し寄せてきたとしても(←よくある(>_<)とくに東洋人とヨーロッパ人の一部はマナーよくないです…)、サポーターやマネージャーが丁寧にお断りして、ときにはつまみ出されることもあります。

だから、フロントラインとラックのあいだまで入り込んでお酒をこぼしながらめちゃくちゃするおばさんたちを、どうして放置するのか、最初のうちは、マネージャーさんやキャプテンに、なんで追い払わないのか、ちゃんと追い払ってくださいってお願いしていたんです。

でも、何にもしてくれませんでした。

プレイヤーは、その嫌がらせとも思える行為を黙ってがまんしてるんです。ここはサバンナのドラッグではありません。

となりで叩いていたバードソングの若いプレイヤーたちまで、これはわたしたちの習慣だ、サポーターは家族だ、とか言って、わたしにがまんするように促します。

そんな負け犬でどうする?

どこのチャンピオンバンドがこんな混沌を許してるんですか? ご近所のエクソダスだってプレイヤー側に乱入するようなやからはすぐにつまみ出されるはずです。

だから、そんな負け犬マインドでいるから、1度足りともファイナルに行けないんです。

ファイナルに行ける勝ち組には、それなりの理由があることを見抜けていない証拠です。

わたしは1ヶ月、このバンドと練習してきたことを台無しにしたくありません。

わたしは、立ち居地からしても、このパンキングダムを守る守衛さんとして戦うべきだという衝動にかられました。

おばさんたちを怒鳴り散らして追い出して、ほかの、たくさん集まってるサポーターのみなさんに、チェロが吊ってあるパンラックの上から訴えました。

「わたしたちを応援しているのだったら、どうかマナーを守ってください。わたしたちは集中したいんです」って。

そしたら、サポーターのおじさんが、どこからかパンヤードを工事してたときに使ってた黄色いテープを持ってきてくれて、届く範囲だけだったけど、サポーターとプレイヤーのあいだに境界を作ってくれたんです。

動画に映ってるのは、その秩序を取り戻したパンヤードの風景です。

ひと騒動あった後なので、メンバーもよけい気合が入って、前日までのぐだぐだ演奏がウソのように、120%の実力が発揮できた良い演奏になりました。

予選の結果は11位。

ファイナルに行けるのはセミファイナルの時点で10位まで。

ファイナルに1度も行けなかったバンドが、ファイナル1歩手前まで迫ることができたんです。

今まで、オールスターズで本気で戦ってるパンプレイヤーをずっと見てきたから、

バードソングの若いメンバーにも、ファイナル目指して本気で戦ってほしかった。

よく言われることだけど、

パノラマって戦争なんです。

音楽の戦争、

平和な戦争。

そのために準備して、道具を手入れし、策を練り、ステージでは命がけで叩く、

わたしは外国人だけど、

14年もパノラマに参加してきたから、

それくらいは知ってるよ、

キミたちが生まれて間もないときくらいから、ずっとパンやってきてるから。

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だけじゃないパノラマその1 シングルパン

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気がついたら5バンドも掛け持ちしてしまいました(>_<)

ほんとにそんなつもりはまったくなかった。

ただ、ラージバンドだけではなくて、今年こそシングルパンをやりたかったんです。

とりあえずその目標だけは、達成することができました。

わたしが参加したのはアムリットサマルーがアレンジしているアリマのノスタルジックというバンド。

1つのパンに音が5つしかないシングルベースを担当しました。

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↑わたしの隣で叩いてたすんごい爺ちゃんのベーシストとわたし

コードトーンじゃない音をどう扱うのか? 5つしか使えないベース音でどうやってベースラインを組むのか??

そんな長年の疑問が、アムリットのアレンジ1曲だけだったけど、

ほんとにそこにはヒントがいっぱい詰まってて、

ぜんぶコードトーンじゃないほうがむしろいいんだ!

ブルーノートとして使う、そのベースラインのかっこよさ、しびれるフレーズ満載で、

すごく勉強になった…っていうかもう、アハ体験でした。開眼しました(笑)


今年の日程はいつもとちがって、シングルパンを弟1リーグ、コンベンショナルを弟2リーグとする2段階の日程で1月末にはファイナルが終わっていました。

なので、ほとんどの日本人プレイヤーたちが、今年はシングルパンを見逃しているんです。

DVDも発売されないシングルパンの、このエキサイティングなかんじを、

わたしの動画で少しでもお伝えできたらいいなーと願っています。

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2017年3月10日 (金)

それでも和食が食べたくなる

2月になって、セレブなお家に引っ越してからはキッチンを自由に使えたのですが、

1月中はまったく自炊ができませんでした(>_<)

そこまで和食党ではないと、じぶんでは思っていても、まったくナシの1ヶ月間はとてもキツいです。

トリニダード人がヘルシーな食生活をしていれば問題なかったのかもしれませんが、砂糖漬けのお惣菜はどれもとてもヘルシーとは思えないです。

家が、大学のすぐ近所だったので、学食によく行きました。

サラダだけ家で作って、フルーツをマーケットで買って、

あとは、学食、テーブルスプーン(近所の小洒落系カフェ)、KFC…、その繰り返しだった最初の1ヶ月。

学食に日本食っぽいところがあるのは意外でした。

他のお店よりお値段も高いけれど、ここでも意識高い風な学生さんや先生たちが利用していました。

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最近では、お蕎麦までトリニダードで買えます。

日本製じゃなくて、きっとアメリカなどでヘルシーフードとして売られているものの輸入だと思います。

日本で食べられるようなお米も、寿司用ライスとして、なぜかお魚屋さんで売られています。

値段がすごく高いので、もちろん日本から持って行ったほうがいいかもしれませんが、急に食べたくなったとしても、かなりのものが買えるようになってきてるなーと感じます。

今年は、納豆もトリニダードで買うことができました。

和食屋さんではないけれど、↓の韓国料理屋さんにはラーメンとかカツ丼とか、日本のメニューもあります。

このあと、ニュータウンのほうのお店もリニューアルオープンしました。

マラバル支店はまったく知らない人ばかりが働いていて、キムチの無料サービスがありませんでしたが、ニュータウンのお店は店員さんが何人も顔見知りなので、わたし好みに味を調節してくれるのもうれしかったです。

来年もきっとお世話になると思います。

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いつものお楽しみ+特命トリニ特派員

毎年のお楽しみ、カスタマイズマキシのすごいのに出会ったのでご紹介しています。

毎日相当マキシに乗ってましたが(たぶん毎日3〜4往復くらいしてた)

それでもなかなか出会わないんです。最近はキレイでこざっぱりした内装のマキシも増えたし、、、

でも、わたしはカスタマイズマキシの大ファンです! これからも個人事業主のマキシドライバーのみなさん、フィリピンやタイに負けない観光資源にぜひなってください!! カゲながら応援しています。

最近では、Wi-Fiを完備しているマキシも増えました。

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何台かマキシが泊まってると、乗客側がバスを選べるので、

少しでも早く乗客を満員にしてバスを出発させたい、ドライバーさんの営業努力のあらわれだと思います。


マキシ動画の最後にちょこっと、わたしが特命を受けて(笑)お使いに行ったときのこともご紹介しています。

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トリニダードのテレビ局に、データを渡しに行く…、そういうお使いでした。

他にも何件か、ちょこっとした特命をいただいて、ほうぼうにお使いに行きました。

トリニダードに住んでる日本人の方も増えたし、カーニバル中、トリニダードに滞在している日本人も増えたので、わたしがお使いに行かなくても良さそうなのですが、

他の方はお忙しかったり、お使いをビジネスにしていたり、パンのことに詳しくなかったりして、

わたしにご依頼がまわってくることがあります。

わたしは昼間は暇にしてるし、なによりパンのこと、トリニのパンの人事情やそのたもろもろには詳しいので、

来年以降も、なにかお困りごととか、ちょこっとした用事とかあれば

お役にたてると思いますので、ぜひお声をおかけください。


もうひとつ、トリニダードらしい風景、トゥナプナマーケットにカメラを持ち出して撮影しました。

この頃はもう、1ヶ月以上トゥナプナに住んでいたし、マーケットでも毎日のようにお買い物してたので、ストレンジャー的な視線も注がれず、撮影もしやすかったです。

馴染んでから撮影したことで、よりいっそう、ふだんのトリニダードらしさを撮影できたのではないかなと思います。


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